珈琲と花の香りの君


あれからというもの、じゅりちゃんが働くカフェに、入り浸りな俺。



朝は必ずコーヒーを飲みに行き、昼には時間があればランチも食べにいく毎日だ。



どんだけこのカフェに貢献しているんだろう…。



相変わらず、じゅりちゃんは可愛い。



しかしながら、今日も張り切ってやって来た俺に、



「いらっしゃいませ。ご注文は?」



オーダーを取りに来てくれたのは、じゅりちゃんといつも仲良さげに、仕事をしている子だ。



「…あ、えっとブレンドで。」



「かしこまりました。少々お待ちください。」



その子の背中を眺める。
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