珈琲と花の香りの君



決意はした。



ただ、珠利ちゃんに想いを伝える前に、言っておきたい相手がいる。



負けるわけにはいかないんだ。



2度も負けてたまるもんか!!




俺の、俺だけの珠利ちゃん。



誰にも、渡さないよ?



決して、負けたりなんかしないんだ。



俺だけのものにしてみせる。



ひとつ、大きく深呼吸をして携帯を握りしめた。



飛ばした電波は、憎っくきも、避けられない相手だ。



負けたりなんか、してやらない!!
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