珈琲と花の香りの君
「珠利ちゃん。この1年、俺と一緒にいてくれてありがとう。頼りない俺も弱い俺も、カッコ悪い俺だって受け入れてくれてありがとう。」
まっすぐ俺を見つめてくれる珠利ちゃんに、ちゃんと伝えよう。
「今まで、楽しい時間をありがとう。これからの一生を俺の隣で過ごして下さい!!」
言い終わるか終わらないかの内に、力いっぱい俺に抱きついてくれた珠利ちゃんは、
「…居るよ…居るよ居るよ!!ずっとずっとたかさんと一緒に!!」
俺を抱き締めながら、何度も何度も頷いてくれた。