珈琲と花の香りの君
「もうっ!まぁたお兄ちゃんはそういうこと言って!!大きさなんて、関係ありません~!!」
い~~!!なんて膨れる珠利ちゃんに、空気が和んだ。
「及川くん、珠利ちゃん。おめでとう。」
柔らかな声音は清水のものだ。
「「ありがとう。」」
声が揃って、思わず珠利ちゃんと笑い合った。
「俺たち、お義兄さんと紅湖さんみたいな夫婦になります!!」
宣言すれば、
「甘いよ。君。僕と紅湖はラブラブだよ?」
ふっ。って笑ってみせた柳井。