珈琲と花の香りの君
「…実は、これから告白しようと思っていて…」
ごにょごにょ話し出した俺に、
あー!そういうことか!!納得がいったような顔をする店員の子。
「だったら、やっぱりこのストラップとかは、オススメですよー。」
にっこり笑った。
そうか、そうか。女の子はこういうのが好きなのか。
じゃあ、プレゼント用に包んでください。言いながら、レジまでの距離を歩く。
「はい。ありがとうございます。」
言いながら、俺の前を歩く彼女はポニーテールを揺らしていた。