珈琲と花の香りの君
「…じゃあ、やっぱり僕は及川に振られたんだね…」
なんて、言い出した柳井は、
残念だよ。言って顔を伏せた。
だがしかし!!肩が細かく震えてますけどー?!
笑ってんじゃねーよ!クソ柳井!!
「なになに?どういうことー?」
一斉に騒ぎ出した、珠利ちゃんと清水。
んにゃろー!わざとわざとに言いやがったよ!!
「僕は昨日、及川にプロポーズされたんだよ。」
「それは言わない約束じゃないっすか!!」
「約束した覚えなんて、1ミクロンもないね。」
「……。」