珈琲と花の香りの君
遊ばれてるよ、俺。
もうすでに、柳井のオモチャと化してるよ…。
「勘弁してくださいよ。お義兄さん。」
「だから、調子に乗るんじゃないよ、まったく。」
言い合いながらも、くすっ。と笑った奴に、俺も笑い返した。
「もうっ!たかさんはあたしのものです~!お兄ちゃんなんかに渡しません!!」
俺の腕を取った珠利ちゃんと見つめ合った。
笑いが弾ける、俺たち4人。
不思議な縁で結ばれていたんだ。