珈琲と花の香りの君
そのポニーテールの結び目の付け根に飾りを見つける。
そう言えば珠利ちゃんは、こういう飾りつけていないなー?
「あ…の!!」
後ろから、飛んだ俺の大声に、
「!はっ、はいっ!!」
急いで振り向く彼女(ごめんよ。)
「あの、そういう飾りって…、」
俺の目線を追った彼女は、
「これですか?シュシュっていうんですよ。あっ、こちらにあるので、ご覧くださいね。」
彼女が連れて行ってくれた先には、色とりどりのシュシュが並んでいた。