珈琲と花の香りの君
「…どうしよう。」
朝から、珠利ちゃんの働くカフェの前でウロウロする俺は、決して変質者ではない。(はたから見た人に、そう思われませんように…)
一昨日は珠利ちゃんが休みで、昨日は俺に余裕が無かったために、カフェには来れていない。
したがって、珠利ちゃんとは2日ぶりだ。
いつ見ても、可愛らしいなぁ。にやける、俺。
今日は珠利ちゃんの誕生日だ。だけど、昼間は仕事が長引く可能性があるから、来れるかどうかわからない。
だから、プレゼントを渡すのは今しかないんだ!
気持ちを奮い立たせた。