珈琲と花の香りの君
悶々としたまま、過ぎていく時間。
このまま時が止まってしまえばいいと思う反面、早く明日の朝になってしまえ!!と、やけくそに思ったりもする。
珠利ちゃんに渡したプレゼントに添えたカードには、
「珠利ちゃんが好きです。付き合ってください。もし返事がOKなら、明日の朝、プレゼントしたシュシュをつけていてください。」
そんな内容を書いた気がする。
色とりどりの物が溢れる中の、小さなカウンターで、言われるままにカードを書いたのだ。(雑貨屋の女の子にそそのかされて。)