珈琲と花の香りの君


明けた日の朝。



またも、カフェの前でウロウロしている。



正面切って、聞く勇気なんて、最早俺にはない(きっぱり)



昨日の決意はどこへやら、だ。



窓ガラス越しに忙しく立ち働く珠利ちゃんの姿が、ちらちらと見える。



なかなか、シュシュをつけているかどうかまでは確認出来ない。



もう少し、もう少し後ろ姿が見えれば――……

















……フラレタ…。
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