珈琲と花の香りの君
周りの通行人が振り返っているが、気にしない!!
びっくりした顔をした珠利ちゃんは、すぐに花が咲くように笑ってくれた。
ほんのりピンク色をした頬は、更に赤みを増している。
あぁ…、可愛い。ってかもう愛おしい。
思わず抱きしめたら、花の香りがした。
揺れるポニーテールの付け根には、俺が贈ったシュシュ。たっぷりしたレースの真ん中には、小さな小さな指輪。
大事に、大切にするよ…。
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