珈琲と花の香りの君
だから、結婚式にも出席したし、素直に2人を祝えた。
お似合いの2人だと、認めざるおえないほど、2人を取り巻く空気が似ていた。
だから、だ!!
どうしてだ?ここに珠利ちゃんがいて、清水もいると言うことは…、
ばたばたしていて、珠利ちゃんに名字を聞いていなかったことに、今更ながらに気がついた。
恐る恐る、
「あの、さ…、珠利ちゃんの名字って…」
聞いた俺に、珠利ちゃんは満面の笑みで答えてくれた。
「柳井です。」