珈琲と花の香りの君



はぁ。眺めているだけで、癒されるわ…。



じゃないし!



「…あの~、お兄さんは?」


恐る恐る聞いた俺に、答えてくれたのは清水だ。


「あぁ。さっき仕事が終わったって、連絡があったからもうすぐ帰ってくるよ~。」



いや!いっそのこと、一生帰ってこなくても俺は全く構わない!!



とは、言えずに、



「そう…なんだ。」



何とか返す、俺。
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