珈琲と花の香りの君
「…どうして声が、裏返ったんだい…」
って!突っ込むなよ、そこを!!
「…あ、ちょっと風邪っぽいかも」
はは。何とか言い訳をした。
「…もし、珠利に風邪でも移したら…呪うよ?」
「……。」
言葉も出ない俺に、返ってきたのは虚しい通話終了音。
切りやがったよ!なんなんだよ、あいつ?!
ってか、呪うって…
こわっ!!
あいつ位になると、魔女の友達とかいそうだし!
ネズミとか黒猫とかけしかけてきそうだし…。