珈琲と花の香りの君



「…どうして声が、裏返ったんだい…」



って!突っ込むなよ、そこを!!



「…あ、ちょっと風邪っぽいかも」



はは。何とか言い訳をした。



「…もし、珠利に風邪でも移したら…呪うよ?」



「……。」



言葉も出ない俺に、返ってきたのは虚しい通話終了音。



切りやがったよ!なんなんだよ、あいつ?!



ってか、呪うって…



こわっ!!



あいつ位になると、魔女の友達とかいそうだし!


ネズミとか黒猫とかけしかけてきそうだし…。
< 80 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop