珈琲と花の香りの君


「誰からだったんですか?」



無邪気に微笑む珠利ちゃん。やっぱしかわいい!!


「あぁ、あの…やな…じゃなくて、珠利ちゃんのお兄さんだよ。」



しどろもどろの俺…。



「…なんか、すみません。さっき、及川さんがお手洗いに行ってるときに、お兄ちゃん勝手に及川さんの携帯開いて…止めたんですけど、止め切らなくて…」



ごめんなさい。なんて謝られたら、



「ぜんっぜん大丈夫!!」



そう言うしか、ないじゃないか…、



クソ…柳井め…!!
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