秘密と家族
そして面接日━━━━━━
「店長の岩屋です」
「神倉 琉梨です。よろしくお願いします」
「フフ…緊張してる?」
「あ、はい…すみません……」
「えーと…橋野さん(舞子の苗字)に、神倉さんは働いたことないって聞いたんだけど……」
「あ、はい…」
「でも、大丈夫だよ!しばらくは、橋野さんや他の社員を指導につけるから。
今、手が足りてないから、できれば明日から入ってほしいんだけど……」
「あ、はい!頑張ります!」
「ん。じゃあ…よろしくお願いします」
「こちらこそ!よろしくお願いします!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「琉梨、無理はしないでね」
次の日、仕事に出ていく琉雨が玄関先で琉梨の頭を撫でて言う。
「う、うん…緊張してるけど、しばらくは舞子のいる時にシフト組んでもらってるから!」
「何かあったら、俺に連絡して?
俺は、仕事中でも構わないから!」
「うん…」
「じゃあ…俺は、出るね」
いつものように、琉梨の頭をポンポンと撫でる琉雨。
「………あ、琉雨!」
「ん?」
「一度だけ、ギュってして?」
両手を広げて言った、琉梨。
「ん!いいよ」
少しきついくらいに抱き締める、琉雨。
「よし!ありがとう!」
琉梨は、気合いを入れて琉雨を見上げた。
舞子が迎えに来てくれ、一緒にイタ飯屋に向かう。
「とりあえず今日は、私にくっついてて!」
「うん!くっつくのは、得意(笑)!」
「もう(笑)琉梨ったら…!」
「初めまして、香月です!」
「初めまして、神倉です。よろしくお願いします。
ご迷惑かけないように頑張ります」
「俺は、里見です。
俺も先週入ったばかりなので、一緒に頑張りましょう!」
「はい…!よろしく…お願いします…!」
琉梨は、緊張した面持ちで頭を下げた。
しばらくは舞子にくっついていたが、忙しくなってくるとなかなかそうはいかない。
琉梨もできる限りの事を行う。
「いらっしゃいませ、ただいま満席なのでこちらに名前を書いてお待ちください」
「うわっ…/////か、可愛い…」
梨央は大学生の時、ミス◯◯に選ばれたことのある女性。娘の琉梨も、大学生の時ミス◯◯に選ばれた。
それ程の美しさを持つ、琉梨。
来店してくる客達の視線を、かなり集めていた。
「店員さん、可愛いねー
いつからここで働いてんの?」
「あ、今日からです」
「へぇー、俺…通っちゃおうかな~」
「俺も~」
客達が、琉梨に食いつくように質問責めにする。
「失礼します。お水のおかわりはありませんか?」
そこに里見が口を挟んできた。
「店長の岩屋です」
「神倉 琉梨です。よろしくお願いします」
「フフ…緊張してる?」
「あ、はい…すみません……」
「えーと…橋野さん(舞子の苗字)に、神倉さんは働いたことないって聞いたんだけど……」
「あ、はい…」
「でも、大丈夫だよ!しばらくは、橋野さんや他の社員を指導につけるから。
今、手が足りてないから、できれば明日から入ってほしいんだけど……」
「あ、はい!頑張ります!」
「ん。じゃあ…よろしくお願いします」
「こちらこそ!よろしくお願いします!」
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「琉梨、無理はしないでね」
次の日、仕事に出ていく琉雨が玄関先で琉梨の頭を撫でて言う。
「う、うん…緊張してるけど、しばらくは舞子のいる時にシフト組んでもらってるから!」
「何かあったら、俺に連絡して?
俺は、仕事中でも構わないから!」
「うん…」
「じゃあ…俺は、出るね」
いつものように、琉梨の頭をポンポンと撫でる琉雨。
「………あ、琉雨!」
「ん?」
「一度だけ、ギュってして?」
両手を広げて言った、琉梨。
「ん!いいよ」
少しきついくらいに抱き締める、琉雨。
「よし!ありがとう!」
琉梨は、気合いを入れて琉雨を見上げた。
舞子が迎えに来てくれ、一緒にイタ飯屋に向かう。
「とりあえず今日は、私にくっついてて!」
「うん!くっつくのは、得意(笑)!」
「もう(笑)琉梨ったら…!」
「初めまして、香月です!」
「初めまして、神倉です。よろしくお願いします。
ご迷惑かけないように頑張ります」
「俺は、里見です。
俺も先週入ったばかりなので、一緒に頑張りましょう!」
「はい…!よろしく…お願いします…!」
琉梨は、緊張した面持ちで頭を下げた。
しばらくは舞子にくっついていたが、忙しくなってくるとなかなかそうはいかない。
琉梨もできる限りの事を行う。
「いらっしゃいませ、ただいま満席なのでこちらに名前を書いてお待ちください」
「うわっ…/////か、可愛い…」
梨央は大学生の時、ミス◯◯に選ばれたことのある女性。娘の琉梨も、大学生の時ミス◯◯に選ばれた。
それ程の美しさを持つ、琉梨。
来店してくる客達の視線を、かなり集めていた。
「店員さん、可愛いねー
いつからここで働いてんの?」
「あ、今日からです」
「へぇー、俺…通っちゃおうかな~」
「俺も~」
客達が、琉梨に食いつくように質問責めにする。
「失礼します。お水のおかわりはありませんか?」
そこに里見が口を挟んできた。