ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
それから、ライオンは…
高野さんがいなくなってから4年が経った。
日輪病は薬が改良され、発病しても生きることができるようになった。
「優、できたよ!」
「お、早いね。見せてみて。」
俺は大学生になった。
そして、家庭教師のアルバイトをはじめた。
俺の生徒は、少し生意気な中学1年生の男の子だ。
「全部あってるだろ?」
「惜しい、半分あってる。」
「まじかー。てか、全然惜しくないし。」
「前は1問も解けなかったんだから、すごく成長してるよ。」
「だろ?」
「そういえば、テストどうだった?もう帰ってきた?」
「うん。いつも通り酷い点数ばっかなんだけど…。」
「ど?」
「英語だけ、めっちゃいい点とれた。」
「本当?!」
「おう。最高の点数だぞ!」
「見せて!」
「ジャーン!!77点ラッキーセブン!!」
「…すごい。なにか、いいことあるかもね。」
「なんで優、少し笑ってんだよ。」
「いや、ごめん。俺の大事な人に、同じことを言ってた人がいたからつい…。」
ひまわりは常に太陽の方を向いている。
どんなに苦しくても、辛くても、前を向いている。
俺は、そんなひまわりのように生きたい。
日輪病は薬が改良され、発病しても生きることができるようになった。
「優、できたよ!」
「お、早いね。見せてみて。」
俺は大学生になった。
そして、家庭教師のアルバイトをはじめた。
俺の生徒は、少し生意気な中学1年生の男の子だ。
「全部あってるだろ?」
「惜しい、半分あってる。」
「まじかー。てか、全然惜しくないし。」
「前は1問も解けなかったんだから、すごく成長してるよ。」
「だろ?」
「そういえば、テストどうだった?もう帰ってきた?」
「うん。いつも通り酷い点数ばっかなんだけど…。」
「ど?」
「英語だけ、めっちゃいい点とれた。」
「本当?!」
「おう。最高の点数だぞ!」
「見せて!」
「ジャーン!!77点ラッキーセブン!!」
「…すごい。なにか、いいことあるかもね。」
「なんで優、少し笑ってんだよ。」
「いや、ごめん。俺の大事な人に、同じことを言ってた人がいたからつい…。」
ひまわりは常に太陽の方を向いている。
どんなに苦しくても、辛くても、前を向いている。
俺は、そんなひまわりのように生きたい。