ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
花火大会当日、会場は多くの人で賑わっていた。

「優!」

「海人。」

俺は、海人と合流した。

「やっぱ混んでるな。」

「そうだね…。」

海人の横には男子が2人いた。

「優、こいつら日下と神木。俺の友達。」

「…日下英二(くさか えいじ)です。」

「…神木累(かみき るい)。」

「…どうも。」

日下くんと神木くんは明らかに嫌な顔をしていた。

「うっし、じゃあ出店行くか!」

海人が強引に俺たちを引っ張っていった。
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