ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
「理由なんてなんでもいいんだ。獅子谷くんが私に普通に接してくれるっていう事実が嬉しいんだから。」



高野さんは、俺をいい人みたいに言う。



だから、毎回調子が狂うんだ。





「陽葵李ちゃーん。ごめんねー。遅くなっちゃった。」

小山さんが高野さんを迎えにきた。

こうして、花火大会は終わった。
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