ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
ライオンにとって、ひまわりは…
俺は、今日も高野さんにノートを届けるために病院に来た。

『いつも、ありがとう。』

「どういたしまして。あのさ、高野さん。」

『何?』

「多分、俺の名前の意味わかったよ…。」

『聞きたい!』

「これに書いてあるらしい。」

高野さんと話をしたあと、俺も自分がどうしめ優なのか気になった。

じいちゃんに聞いてみると、母さんからの手紙を渡された。

『獅子谷くん、これまだ読んでないの?』

「うん。」

『それなのに、私が見ちゃっていいの?』

「うん。俺も一緒に読むから。」

『わかった。じゃあ、読むね。』
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