ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
年が明けても、高野さんと連絡を取ることはできなかった。




クリスマスの日に、病院でみた高野さんが頭から離れなかった。




スタンプでも、なんでもいい。




連絡が欲しい。




ずっと、心が落ち着かなかった。




いつ連絡がきてもすぐに気づけるように、ずっと携帯を握りしめていた。







携帯が震えた。







ー会いにきてくれますか?








俺の全身の力が抜けた。
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