ひまわりが枯れるとき、ライオンは…
「俺、高野さんがいなくなるのが怖いよ。」

『…。』

「…みんながいう好きとは多分違う。でも、俺にとってそのくらい高野さんは特別な人なんだよ。」

『…。』

「いなくならないでください。お願いします。これは、そういう花束です。」







『…なんだ、獅子谷くん私に惚れたわけじゃなかったんだ。』

「ちょっと、からかわないでよ…。」

『獅子谷くん、私のこと可愛いなとか思ったこと1回もない?』

「いや、綺麗だなって思ったことは何回かある。」

高野さんの顔が、少し赤くなった気がした。

『…なんで、そんなストレートにいうかな。』

「ん?ごめん、聞き取れなかっー。」

『なんでもない!』

少し、怒られた。

『…えっと、申し訳ないんだけど、これ飾ってもらえないかな?』

「ここでいい?」

『うん、ありがとう。』

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