ワンコ社長は小さな秘書を手放せない
いきなりの激しいキスに呼吸の仕方が分からなくなった。甘い刺激にボーッと何も考えられなくなってくる。
「……柊」
「ん、よくできました」
嬉しそうに微笑んだ柊は、さらに甘く激しいキスで身体中を刺激してきた。
全てを柊に支配されているような、そんな気持ちになる。
「美桜……愛してる」
頭が真っ白になりながら、私は柊の全てを必死に受け止めた。
◇◇◇
次の日の朝起きると、昨日のことを思い出してとても幸せな気持ちになった。
となりにはまだ寝ている柊がいて、身体には甘い刺激がまだ残っている。
「んんっ……おはよ」
「お、起きてたの!?」
もしかして、柊を見つめていたことがバレちゃった?
「朝から熱い視線だね」
ば、バレてる……。私は恥ずかしすぎて柊の胸に顔を埋めた。
だけど、その行動をしたことをすぐ後悔することになる。
「積極的……もう1回いく?」
「……ッ!?」
改めて見てみると、今私たちは何も身につけていない。