僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
「ねーねーゆーパパ―、みてみて、これね(飛行機で)もらったー」
「わー、今度はパズルにしたのか?良かったねーコレクションが溜まったねぇ」
「うん」
日本に来るとき、飛行機をいっぱい乗り継ぎしたから、コレクションはほとんどもらったと思う。
「ゆーパパのお友達にね、祐詩にってお土産もらったんだ。あとで遊ぼうな」
「えーーー!!ほんとーー!やったぁーー!」
「うん、だからね。このおもちゃを、ちゃんとリュックにないないして、ごはん食べような?」
「うん!」
元気に返事をして片付けをしだす祐詩の頭を、詩安が凄く優しい顔をしながらいい子いい子して撫でている。
それに照れくさそうに笑う愛らしい息子。
祐詩のリュック横についているキーホルダー掛けには、アップルがしていた水晶付きのミサンガがしっかりと結ばれて光っていた。
僕らの恋愛事情 ——終わり――