僕らの恋愛事情【完】 ～S・S更新中～
「あ、」
「ユウは耳が弱いのかぁ…」

紫音はゆっくりと俺の弱点を探すように唇を寄せていた。

その、手慣れた触り方に息が漏れる。


「大丈夫だよ、ユウ。大丈夫」


いつになく優しく呟く紫音はその言葉とは裏腹にとても無邪気なほど楽しそうにしていた。


「祐くん」
「ユウ」


俺は、二人に愛されて、愛して

どちらとも体を重ねる


お互いに嫉妬すればそれが絶頂へ導く起爆剤となった。



とても、不逞な光景に見えるかも知れない

けど、そんな道徳じみた言葉なんて、僕らには必要ない。

少なくとも、お互いを想い合う優しさは行為がエスカレートしても三人の中にはあった。


どちらかが相手の時、残されたほうが寂しくならないようにしてあげて、三人で温め合う。



キスしたり、手を握ったり、触れ合ったり…


いろんな形があった
女は女同志・・・、その中で男である紫音に俺だけ責め立てられる。

いろんな愛し方があって、三人で溶け合う。


「ああ！ゆうっくんっっ！」

先にほのが脱力して、仰向けになってる俺に抱き着いてきた。

俺は彼女の中に入っていた指を抜いて、抱きとめる。


「うわっっ、エロい」


俺の中で動き続けていた紫音が茶化すように上から見下ろしてた。

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