僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
「おつかれ、ほのちゃん」

チュっと彼女の背中にキスを落とした紫音は、ごめんねって言いながら彼女越しに俺に濃厚なキスを繰り返す。


朦朧としながらも横に退けた彼女は、俺と繋いだ手に慈しむような視線を向けてキスをしていた。


それが合図のように紫音が畳みかける。

口から洩れる低い喘ぎ声

そこに新たな刺激が加わる

ほのは繋いだ手から腕を伝って肩や鎖骨にキスしていた。


二人から与えられる刺激に俺は、脳天を突くような絶頂を味わって、体を震わせた。


「あ、すっげ、締まる」

そのうち紫音も脱力して、小刻みに震えながら俺にのしかかってきた。

「あ、ふっ、ヤバい…キモチよすぎ――、ユウ・・・サイコー…」


「紫音、ほの」

二人を順番に抱きしめて、そのまま眠りについた。

ほのを胸に抱いて、紫音が俺に腕枕しながら背中から抱き寄せる。

三人でくっつきながら、夜明けになりそうな空間で、深い眠りについた。


それから起きたのは眩しいくらいの晴天の昼間で、ベッドには俺一人しかいなかった。

昨日起きたことを、反芻して―――

凄く恥ずかしくなった。



どの面をして二人に会えばいいんだろう…

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