だから今度は、私がきみを救う番
prologue



きみがあの日声をかけてくれてから

私の日々は変わった

まっ暗闇だった世界が

一瞬にして鮮やかに染まったんだ



心の奥がぽかぽかってなってね

あったかい気持ちに包まれたのを

わすれないよ



けれどもきみは、もっと重いものを抱えていたんだね



だから今度は、私がきみを救う番

何度跳ねのけられたって

差し出した手をひっこめたりしないからね


< 1 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop