だから今度は、私がきみを救う番
きっと、みんな色々ある。
それでもやっぱり私は大変な方だな、報われないなって思うけど。
私だけじゃないんだな、と少しずつ感じることができるようになってきた。
きっと、原くんは私なんかよりずっと大人だ。
「ね、小笹さん。私、お菓子いっぱい持ってきてるの」
鞄の中に詰め込んだお菓子の存在を思い出して、そう言った。
中には原くんからお土産に持たせてもらったチョコレートもある。
「一緒に丸山さんのとこに、配りに行かない?」
「いいねえ、それ! 亜季ちゃん天才!」
自分から誰かを誘うだなんて久々すぎて、びっくりした。
けれども自然に声が出ていたのだから仕方がない。
それでもやっぱり私は大変な方だな、報われないなって思うけど。
私だけじゃないんだな、と少しずつ感じることができるようになってきた。
きっと、原くんは私なんかよりずっと大人だ。
「ね、小笹さん。私、お菓子いっぱい持ってきてるの」
鞄の中に詰め込んだお菓子の存在を思い出して、そう言った。
中には原くんからお土産に持たせてもらったチョコレートもある。
「一緒に丸山さんのとこに、配りに行かない?」
「いいねえ、それ! 亜季ちゃん天才!」
自分から誰かを誘うだなんて久々すぎて、びっくりした。
けれども自然に声が出ていたのだから仕方がない。