だから今度は、私がきみを救う番
お店に到着すると、私は彼を誘導するようにお店のお奥へと進んだ。

おしゃれな日用品の置かれているコーナーを通り過ぎ、店内を真っ直ぐ進んだ突き当たり。

そこにお目当てのチャームのコーナーがある。



クマ、ウサギ、ネコ、イヌ。

人差し指くらいの長さの、色々な動物のぬいぐるみがそこに並べられている。

好きな動物と金具の色が選べるようになっていて、追加でイニシャルのパーツを付けることが出来ると書いてあった。



「あった。可愛いでしょ」

「わぁ。ファンシーだね」

「これ、イニシャルも選べるんだよ。私が『K』で、原くんが『A』にするの、どう?」



私がイニシャルのパーツを指すと、原くんが「それいいね」と言った。

原くんが目を細めて、楽しそうに笑う。
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