だから今度は、私がきみを救う番
繋いだ左手にぎゅーっと力を込めて、右腕を彼の背中に回す。
前からぎゅーっと抱きつく格好になって、私は身体に力を入れた。
「ぎゅー、ってしてあげたよ?」
「サンキュー」
原くんに頭をぐしゃぐしゃと撫でられて、身体がかあっと熱くなる。
慣れたふりしても、まだまだ彼の方が上手。
ぎゅーってするの、すごく緊張した。
「じゃ、これにしようか」
「金具の色はどれにする?」
「うーん。赤がいいかな」
「赤、好きなの?」
「赤い糸みたいじゃん」
そんなロマンチックな台詞を吐いて、にこっと笑う原くん。
心臓を撃ち抜かれたみたいに、私は動けなくなった。
ずるい。やっぱり、原くんの方が何枚も上手。
レジの方に進んでいって、勝手に支払ってくれてる辺りすごい上手。
前からぎゅーっと抱きつく格好になって、私は身体に力を入れた。
「ぎゅー、ってしてあげたよ?」
「サンキュー」
原くんに頭をぐしゃぐしゃと撫でられて、身体がかあっと熱くなる。
慣れたふりしても、まだまだ彼の方が上手。
ぎゅーってするの、すごく緊張した。
「じゃ、これにしようか」
「金具の色はどれにする?」
「うーん。赤がいいかな」
「赤、好きなの?」
「赤い糸みたいじゃん」
そんなロマンチックな台詞を吐いて、にこっと笑う原くん。
心臓を撃ち抜かれたみたいに、私は動けなくなった。
ずるい。やっぱり、原くんの方が何枚も上手。
レジの方に進んでいって、勝手に支払ってくれてる辺りすごい上手。