だから今度は、私がきみを救う番
あの日海辺で想いを叫んでから、私の心は軽くなった。

心の奥に閉じ込めていた重い悩みや、日々考えていたこと。

それを口に出したことで、かなりスッキリした自分がいた。

原くんのおかげだと思う。




それに、この夏はたくさん遊んだ。

彼氏も友達も出来た。



春休みが終わった時は学校に行きたくなくてしょうがなかったけど、今は少し楽しみな自分がいる。

それでも二年一組に入るのはちょっと緊張するし、佐々木さんたちの目が気になるけれど。



どんな二学期が待っているんだろう。

本来なら憂うつなはずの、修学旅行の班決めだって少し楽しみだ。

原くんと一緒がいいな、女子は小笹さんたちと一緒だったら安心だな。

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