だから今度は、私がきみを救う番
ねえ、原くん。
今日隣にいてくれてありがとう。
私の前に現れて、手を差し伸べてくれてありがとう。
孤独でちっぽけだった私も、今はとっても楽しい気持ちなんだ。
ぱちぱちと弾ける花火は、フィナーレに向けて勢いを増していく。
この光はいずれ消えてしまうけれど、きみだけは消えないでほしいな、と強く思う。
これからもずっと一緒にいられますように。
そう願いながら、空を彩り続ける花びらたちを見つめていた。