謎解きキッチンカー
太陽はまだ昇りきっていないけれど、日差しが眩しくて目を細める。


走りながら起用に麦わら帽子をかぶってアゴ紐をかけた。


広間は家を出て南に五分走ったところ。


徒歩なら十分。


それならもちろん、走った方が早い!


香織は今にも空に飛んでしまいそうな勢いで、足を前へと動かしたのだった。
< 5 / 138 >

この作品をシェア

pagetop