【短編】裸眼だと思っていた推しくん(先生)が実はメガネ男子だった。【完結済】
私は、瑠璃川先生にお願いして、数学の授業で分からなかった部分を教えてもらうという約束を取り付けたのだった。


そうして、放課後。


私と先生は二人きりの教室で、私の机に向かい合って勉強を始めたのだった。


花音「瑠璃川先生?ここがよく分からないんですけど………」


先生「あぁ、ここはね。こうすれば解けると思うよ」


花音「あぁ!なるほど!有難うございます!^^」


先生「いーえ。アリスはほんと可愛いね」


花音「その『可愛い』って揶揄ってます?」


先生「そんな事ないよ、ほんとだもん」


瑠璃川先生は、私に向かって可愛いだの言ってくるからこっちが可笑しくなってくる。

(先生、本気なんだったら、こんな事言わないでよ………。)


花音「先生?もし本気で私の事’’可愛い’’って思ってるんだったらキス、してくれませんか?」

私は、少し、いやかなり挑戦的な事を言ってしまっていた。


先生「いいよ、目、閉じて?」

瑠璃川先生にそう言われたので、私はぎこちなく目を閉じた。


それから、何か先生らしきものが近づいてくる感じがして、目をギューっと瞑った。


すると、私の唇に温かい何かが触れた。


私はビックリして目を見開くと、私の唇には瑠璃川先生の親指が触れていたのだった。


花音「せんせっ?何でキス、しないんですか?」


花音「やっぱり、揶揄ってるだけなんですか?」

私は、少し呆れる様に言った。


すると、、、
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