帰らないで

そんな俺の隣から



今日も愛しい温もりが消えて行く。



相変わらず寝た振りをする俺の頭に軽くキスをして




変わらぬ音と共に去っていく。





そしていつものように


大好きな後ろ姿を


苦しくなりながら見つめる。





窓を開けて身を乗り出して




「帰らないで」



の一言を飲み込んだ。




fin.
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