吐息ごと奪ってよ
平日のレイトショー
さすがにほぼ貸切状態で、黒辻穂高が選択したのは有名なアニメ
何も考えず、その世界観に浸れる
「こーゆーのも観るのね」
「こだわりはないですね。なんでも観ますよ。花子さんは?」
「私もそうかなー。特別なこだわりってないかもしれない。」
「俺たち相性いいかもですね!」
「、、、いや、それは分からないけど。」
「あはは。少しは心開いてくれてるみたいで嬉しいです」
「この返事のどこが??」
「うーん、表情が。」
はあー、とため息を吐いて視線をずらした。
そんな私を見て、満足げに微笑むと正面に向き直り映画を観る体勢に入った。
さすがにほぼ貸切状態で、黒辻穂高が選択したのは有名なアニメ
何も考えず、その世界観に浸れる
「こーゆーのも観るのね」
「こだわりはないですね。なんでも観ますよ。花子さんは?」
「私もそうかなー。特別なこだわりってないかもしれない。」
「俺たち相性いいかもですね!」
「、、、いや、それは分からないけど。」
「あはは。少しは心開いてくれてるみたいで嬉しいです」
「この返事のどこが??」
「うーん、表情が。」
はあー、とため息を吐いて視線をずらした。
そんな私を見て、満足げに微笑むと正面に向き直り映画を観る体勢に入った。