吐息ごと奪ってよ
きれいに畳んだ洋服を手に隣の部屋から出てきた国代弁護士。
「はい、どうぞ。あ、その前にちょっと紹介しますね。こちら、この事務所の弁護士の東雲所長と、パラリーガルの希さん。所長、希さん、こちらが先ほど話した、、、あ、私、名前聞いてませんでした。」
「あ、、、すみません。助けて頂いたのに。私、松井 彩花と申します。本当に色々お世話になりました。」
深々と頭を下げた。
とその瞬間、なぜか笑い声が広がる。
「そんなにかしこまらなくていいですよ。ごめんなさいね、笑ったりして。ただ、旭くんいつもこうだから、ちょっとおかしくて、、、」
クスクスと笑う希さんは決して目立つとか、派手なタイプではないけど、どこか芯のあるキリッとしたきれいな人。
「はい、どうぞ。あ、その前にちょっと紹介しますね。こちら、この事務所の弁護士の東雲所長と、パラリーガルの希さん。所長、希さん、こちらが先ほど話した、、、あ、私、名前聞いてませんでした。」
「あ、、、すみません。助けて頂いたのに。私、松井 彩花と申します。本当に色々お世話になりました。」
深々と頭を下げた。
とその瞬間、なぜか笑い声が広がる。
「そんなにかしこまらなくていいですよ。ごめんなさいね、笑ったりして。ただ、旭くんいつもこうだから、ちょっとおかしくて、、、」
クスクスと笑う希さんは決して目立つとか、派手なタイプではないけど、どこか芯のあるキリッとしたきれいな人。