吐息ごと奪ってよ
episode①
どうしていつもこうなんだろう。
仕事終わり、真っ直ぐ帰る気にもなれずになんとなく回り道をした。
あれは、、、
反対側の歩道を仲良さげに肩を並べて歩く二人。
ひーくん。
と、おそらく今朝話してたひーくんの想い人
屈託のない笑顔。
周りの騒音も話し声もシャットアウトされ、耳に届くのはひーくんの楽しそうな笑い声。
そっか
わかっていたつもり
何度もそれを通り過ぎてきたはず
なのに、今はどうしてこんなにも苦しいのか。
目の奥がギューッと熱をあげた。
闇雲に走り続け、気がつくと知らない公園と景色。
どのくらい来たのだろう
でも、そんなことはどうでもよくて、近くのコンビニでビールを買って公園のベンチに腰かけた。
仕事終わり、真っ直ぐ帰る気にもなれずになんとなく回り道をした。
あれは、、、
反対側の歩道を仲良さげに肩を並べて歩く二人。
ひーくん。
と、おそらく今朝話してたひーくんの想い人
屈託のない笑顔。
周りの騒音も話し声もシャットアウトされ、耳に届くのはひーくんの楽しそうな笑い声。
そっか
わかっていたつもり
何度もそれを通り過ぎてきたはず
なのに、今はどうしてこんなにも苦しいのか。
目の奥がギューッと熱をあげた。
闇雲に走り続け、気がつくと知らない公園と景色。
どのくらい来たのだろう
でも、そんなことはどうでもよくて、近くのコンビニでビールを買って公園のベンチに腰かけた。