吐息ごと奪ってよ
episode②
あの公園での出会いから数日。
私のもとにLINEが届く。
―今夜、ご飯でもどうですか?―
―いいよ―
ひーくんとは変わらずで、例の彼とも昨日二回目のデートをしたらしい。
ひーくんの中の私の位置はきっと変わらない。
幼なじみで、親友で、
それが辛くないと思える日が来るのだろうか
同居のことも、片想いのことも、これからのこと、全部ちゃんと考えなきゃいけないけど、この状況に甘んじて動けない。
告白したら、実はひーくんも私を好きで、関係を変えるのが怖くて言えなかった、、、的な逆転ラブな展開は一ミリも望めないのかな
だから、今は気が紛れる黒辻穂高の存在が、私の逃げ道になった。
私のもとにLINEが届く。
―今夜、ご飯でもどうですか?―
―いいよ―
ひーくんとは変わらずで、例の彼とも昨日二回目のデートをしたらしい。
ひーくんの中の私の位置はきっと変わらない。
幼なじみで、親友で、
それが辛くないと思える日が来るのだろうか
同居のことも、片想いのことも、これからのこと、全部ちゃんと考えなきゃいけないけど、この状況に甘んじて動けない。
告白したら、実はひーくんも私を好きで、関係を変えるのが怖くて言えなかった、、、的な逆転ラブな展開は一ミリも望めないのかな
だから、今は気が紛れる黒辻穂高の存在が、私の逃げ道になった。