今日も一緒に帰ろう
7
私は荷物を持って玄関に向かった。
ここで鍵を開けて、いろいろ荒れ放題であろう家に帰るつもりだった。
なのに、靴を履く前の玄関の前で、座り込んでしまった。
空気も床も冷たくて、立ち上がろうとするけど足に力が入らない。
怖い、どうしよう。
都合のいい私の心は、そう辛く叫んだ。
これだけ迷惑をかけたのに、まだ鵜飼くんに迷惑をかけるつもりなのか。
それだけは避けたい。
なぜか出てくる涙を堪えながら、湧き上がってくる思いを全部無視して。
でも逆らうことはできないのか、立ち上がった足はすぐに崩れ落ちてしまう。
弱いなぁ、私。
ここで鍵を開けて、いろいろ荒れ放題であろう家に帰るつもりだった。
なのに、靴を履く前の玄関の前で、座り込んでしまった。
空気も床も冷たくて、立ち上がろうとするけど足に力が入らない。
怖い、どうしよう。
都合のいい私の心は、そう辛く叫んだ。
これだけ迷惑をかけたのに、まだ鵜飼くんに迷惑をかけるつもりなのか。
それだけは避けたい。
なぜか出てくる涙を堪えながら、湧き上がってくる思いを全部無視して。
でも逆らうことはできないのか、立ち上がった足はすぐに崩れ落ちてしまう。
弱いなぁ、私。