8つの怖い話
☆☆☆
コンビニで買ったパスタを食べ終えたタイミングでキッズスマホが鳴り始めた。
相手は実だ。
少し嫌な予感をいだきながらも電話にでると、いつものジャイアン口調が聞こえてきた。
「よぉ和輝。怖い話は見つかったか?」
本人は自覚がないのかもしれないけれど、通話口から耳を離さないといけないくらい大きな声だ。
和輝は顔をしかめつつ「今探してるところ」と、返事をした。
「そっか。明日は学校が休みだから、怖い話を見つけられるかどうか心配したんだ」
その言葉に和輝は少しだけ実のことを見直した。
他のメンバーはそんな心配していないようだけれど、実だけは心配して連絡してきてくれたんだ。
話し方は乱暴だけれど、実は優しいヤツなのかもしれない。
そう思いながらオモチャのナイフで刺された頭をなでた。
あの時悲鳴を上げたのは怖かったの半分、本気で痛かったことも半分ある。
コンビニで買ったパスタを食べ終えたタイミングでキッズスマホが鳴り始めた。
相手は実だ。
少し嫌な予感をいだきながらも電話にでると、いつものジャイアン口調が聞こえてきた。
「よぉ和輝。怖い話は見つかったか?」
本人は自覚がないのかもしれないけれど、通話口から耳を離さないといけないくらい大きな声だ。
和輝は顔をしかめつつ「今探してるところ」と、返事をした。
「そっか。明日は学校が休みだから、怖い話を見つけられるかどうか心配したんだ」
その言葉に和輝は少しだけ実のことを見直した。
他のメンバーはそんな心配していないようだけれど、実だけは心配して連絡してきてくれたんだ。
話し方は乱暴だけれど、実は優しいヤツなのかもしれない。
そう思いながらオモチャのナイフで刺された頭をなでた。
あの時悲鳴を上げたのは怖かったの半分、本気で痛かったことも半分ある。