8つの怖い話
めぐる
目の前に直人が言っていたロッカーがある。
話の中にあった通り赤いテープがグルグル巻にされていてその姿は異様だった。
「この中に死体があったのか」
見ているだけで気分が悪くなりそうなロッカーに実は平気な顔で近づいていく。
和輝はこのロッカーコーナーに来たときからなにか空気が違うと感じていた。
人が少ないせいなのか、空気がほとんど動いていなくてよどんでいる感じがするのだ。
封印されたロッカーに近づけば近づくほどに両腕に鳥肌が立っていく。
「よし、開けてみよう」
「はぁ? なに言ってんだよ、さすがにまずいだろ!」
なにも感じていない様子の実を慌てて引き止める。
ロッカーに伸ばした腕を掴まれた実はムッとした表情で振り向いた。
「なにすんだよ。ちょっとロッカーを開けて確認してみるだけだろ? 手を離せよ!」
そう言って手を振りほどこうとするけれどビクともしない。
ぶんぶんと自分の手を振ってみても解けない。
話の中にあった通り赤いテープがグルグル巻にされていてその姿は異様だった。
「この中に死体があったのか」
見ているだけで気分が悪くなりそうなロッカーに実は平気な顔で近づいていく。
和輝はこのロッカーコーナーに来たときからなにか空気が違うと感じていた。
人が少ないせいなのか、空気がほとんど動いていなくてよどんでいる感じがするのだ。
封印されたロッカーに近づけば近づくほどに両腕に鳥肌が立っていく。
「よし、開けてみよう」
「はぁ? なに言ってんだよ、さすがにまずいだろ!」
なにも感じていない様子の実を慌てて引き止める。
ロッカーに伸ばした腕を掴まれた実はムッとした表情で振り向いた。
「なにすんだよ。ちょっとロッカーを開けて確認してみるだけだろ? 手を離せよ!」
そう言って手を振りほどこうとするけれどビクともしない。
ぶんぶんと自分の手を振ってみても解けない。