8つの怖い話
途中でその時の自分の様子を思い出したのか、母親はプッと吹き出した。
また帰宅したときのようにおかしいくらい笑われると怖いので、美聡はすぐに話しを勧めた。
「それで、1人でのたうち回りながら笑ってたの?」
「あら、お母さんのたうち回ってたかした?」
「してたよ。ちょっと怖かったんだからね」
「ごめんごめん」
美聡は本当に怖かったのに、母親は特に気にしている様子もなくテーブルの上のお菓子をつまむ。
もっとちゃんと謝ってほしくて少しムッとしたけれど、とにかく母親は正常なようなので安心した。
そのまま自分の部屋へ向かおうとしたけれど、ドアを開けたところで足を止めた。
「そうだお母さん。お母さんってこの街についての怖い話って知ってる?」
「怖い話?」
また帰宅したときのようにおかしいくらい笑われると怖いので、美聡はすぐに話しを勧めた。
「それで、1人でのたうち回りながら笑ってたの?」
「あら、お母さんのたうち回ってたかした?」
「してたよ。ちょっと怖かったんだからね」
「ごめんごめん」
美聡は本当に怖かったのに、母親は特に気にしている様子もなくテーブルの上のお菓子をつまむ。
もっとちゃんと謝ってほしくて少しムッとしたけれど、とにかく母親は正常なようなので安心した。
そのまま自分の部屋へ向かおうとしたけれど、ドアを開けたところで足を止めた。
「そうだお母さん。お母さんってこの街についての怖い話って知ってる?」
「怖い話?」