8つの怖い話
☆☆☆
「ただいま」
直人が玄関から声をかけるとキッチンから母親が顔を出した。
ちょうど夕飯の準備を始めたところだったようで、白いエプロンをつけて右手にはお玉を持っている。
「おかえり。今日はいつもより早かったのね。遊んで帰らなかったの?」
いつものメンバーで遊んでいるとつい時間を忘れてしまって変える時間が門限の5時を過ぎてしまうことが度々ある。
壁掛け時計を確認してみると、今日はまだ4時半だ。
明日の放課後までに怖い話をひとつ見つけないといけないから気持ちが焦って、帰る道でも早足になってしまっていたことを思い出した。
「お母さんってなにか怖い話を知らない?」
突然の質問に母親は目を見開いて直人を見つめた。
母親は怖いものが苦手で、テレビで心霊特集なんてやっているとすぐにチャンネルを変えてしまうのだ。
「ただいま」
直人が玄関から声をかけるとキッチンから母親が顔を出した。
ちょうど夕飯の準備を始めたところだったようで、白いエプロンをつけて右手にはお玉を持っている。
「おかえり。今日はいつもより早かったのね。遊んで帰らなかったの?」
いつものメンバーで遊んでいるとつい時間を忘れてしまって変える時間が門限の5時を過ぎてしまうことが度々ある。
壁掛け時計を確認してみると、今日はまだ4時半だ。
明日の放課後までに怖い話をひとつ見つけないといけないから気持ちが焦って、帰る道でも早足になってしまっていたことを思い出した。
「お母さんってなにか怖い話を知らない?」
突然の質問に母親は目を見開いて直人を見つめた。
母親は怖いものが苦手で、テレビで心霊特集なんてやっているとすぐにチャンネルを変えてしまうのだ。