キャラメル味の恋


「ちょっと優芽。なに妄想してんの?」


…莉奈に怒られた(笑)



「どーせ優芽の事だから、また


先輩の走ってるとこ見れるっ!


とか考えてたんでしょ」



…莉奈。


いや莉奈様!


あんたすごいよ。



「なっ…。何で分かるの?」



「優芽みてたら誰でも分かるから。
てか優芽、マネージャーでしょ?
いっつも見てるじゃん、先輩が走ってる姿なんて」




まあ、それはそぉなんだけどさ。


やっぱり違うじゃん?


莉奈が言うとおり確かに、あたしはマネージャー。


だから、いつも先輩の走ってるところ見てるよ。

て言うか、今朝もみたし。

でもねっ?
いつものランニングと、
体育祭だよ?


一緒にしていいの?


全然違うじゃんねっ。






とかなんとか反論してみるのに、莉奈は


「はいはい(笑)」




とか。(`´)


「もー。莉奈が分かってくれなくてもいいもん」



「嘘だって。先輩のかっこいいとこ見れるといいね」

なあんて言ってくれるところが、やっぱり莉奈には敵わないんだよね。
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