赤い糸
私の部屋には、しんちゃんと撮った沢山の写真を貼り付けてあるコルクボードが今も飾られている。
何度も取ろうかと思ったが、出来ないでいた。
あっという間に、卒業のシーズンだ。
この頃は時間が過ぎるのが早く感じる。
卒業式の練習をしてるだけでも、涙が出そうだ。
もう、これでしんちゃんに会うことは無い。
何故なら、私が知らない間に、しんちゃんちは引越しをしていたのだ。
偶然、道ですれ違う事もない。