赤い糸


まだ、高校生活に慣れていないと言うのに、部活の勧誘が凄い。


私は机に伏せて目を閉じていた。
そこに1人の男の人が声をかけてきた。

どうやら、陸上部の人だ。
勧誘されたが、私は断った。
曖昧ではない。「私、野球部に入るんで。」


そこで衝撃的な事を聞く。


「うち、野球部ないよ」


え?

え?


私のみなみちゃんの夢は?


ガーン!ハッキリと頭の中で聞こえた。


その男の人は、仮入部でいいから、名前書いてよってせがんできた。

まぁ、仮入部だけならいいか。私はその紙に名前を書いた。

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