赤い糸


次の日、私は約束通りしんちゃんのお見舞いに行った。

しんちゃんは、もう普通に話せたけど、足にはギプスが付けられ歩けない状態だった。

なので、おしっこを取るのも尿瓶でとって、私が流しに行った。


そこに看護師さんがきた。
ショートカットのかわいい看護師さんだった。

どうやら、しんちゃんの担当の人らしい。

私は気に入らなかった。
しんちゃんと、やたらら馴れ馴れしく話をする。

私が居るのに、お喋りをする。

しんちゃんも、楽しそうに話している。

私は頭にきて、何も言わず病室を出た。


看護師さんの名前は諏訪さん。
それだけを確認して。

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