赤い糸

冬休みも間近に迫ってた。

いつしか、制服も夏服から冬服に変わっていた。

やっぱり、ジャンパースカートは、可愛い。
それは魅力だった。

夜になると、しんちゃんと私はいつもどちらの手が冷たいかって言う遊びにハマっていた。

ほとんどが私の方が冷たかった。
その手を毎度毎度しんちゃんの手のひらで包み込まれていた。

もう、夜になると肌寒く、上に羽織るものがないと、風邪をひいてしまうほど、冬は間近に迫っていた。

< 64 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop